嫁が昼より冬眠(昼寝)に入ってしまったのでつまらない。来週からは恒例の人事考課が始まり4月初めまで多忙を極める。そんなことから究極、昨日綺麗になった単車を乗り回す事にした。
嫁にほったらかされたからか、ふと思い付いた目的地は山梨の「ほったらかし温泉」。気候も程よく絶好のツーリング日和。地元を13時30分に出発。首都高、中央道にて到着したのは15時15分。ボンネ先輩の隣に駐輪。
温泉からは富士山もうっすらと見えて、やはりここは気分が良い。昔のような芋洗い状態もかなり改善されのんびりとくつろぐことが出来る。温泉から出ると小腹が空いてきたので、話題の「鳥モツ煮」とここの名物「温玉揚げ」を注文。
鳥モツ煮は想像した通りの味。マズイわけが無く小腹を満たすには持ってこいのアイテムだ。ビールが欲しくなる。
温泉のすぐ下に見晴のよい空き地がある。ここで記念写真をバシバシ撮る。甲府盆地を眼下に臨み夜景も綺麗なポイントだ。
帰りは16時半。帰路は柳沢峠を越える青梅街道で。大菩薩峠、柳沢峠、丹波山村、奥多摩湖と絶好のツーリングスポットが延々と続く昔から大好きな道だ。渓谷の最深部はトンネル工事がどんどん進んでおり便利になる半面、非日常を体感することのできる感動的なコースはことごとく失われてゆく。私にとっては後者の方が重い。何とも寂しい限りだ。
柳沢峠付近は山肌に残雪がたんまり。道路までの積雪はないが所々湿っており運転に注意。多摩川が長い年月をかけ削り出来た急峻な岩盤の奥深いところを道は走る。両サイドに迫る岩の壁は今にも覆い被りそう。道自体も空いており、お気に入りの風景を眺めながら心地よいコーナを処理してゆく。満足のうちに小河内ダムへ到着。寂れた広い駐車場へ停車し記念撮影。写真の向こうに見えるコンクリートの建造物がダム。この道は暖かくなったら今回と逆のコースをもう一度たどりたい。トンネルが完成する前に。
快適な青梅街道も青梅駅を過ぎるとグダグダの道になる。新青梅街道も然りだ。信号が多くつなぎが悪い上に1車線毎の道幅が狭い。なのですり抜けもままならない。結局温泉からは3時間もかかり帰宅する事となった。帰宅時間は19時半。往復250kmのプチツーリングは幕を閉じた。