先日のブログでも述べた通り4/25~4/29まで九州ツーリングを楽しんだ。その際のレポートは後日報告するとして、まずは無事帰宅できたことを関係者の皆様へお伝えしておく。29日の午前2時半に自宅へ帰宅したのだが最終訪問地であった福岡門司を出発したのが28日の午後2時。この間12時間30分は、ひたすら高速道路を1030Km走り続けた時間となった。私としても一気にこの距離、そしてこの長時間、給油と食事以外ノンストップで走り続けたことはなかったので、自分に対する疲労度と、バイクの信頼性に関しどの程度のものなのか、他人事のようにかなり興味があった。
・・・まずW650についてだが結論から申し上げると、なんら問題なくけろっと走りぬいた。かつて新車で購入した「KDX」というカワサキ車に乗っていたことがあったが、彼は高回転をキープして走っていたら200Km程度走ったところで様々なネジが緩んできて挙動がおかしくなったことがあった。今回も同じカワサキ車ということで、110~120Km/h(4000rpm程度)を平均に12時間半走り続けたわけだが、何処のネジも緩むことなくあっさりと走りぬいた。勿論エンジンの挙動がおかしくなったりストールしたり、ブレーキの効きが悪くなったりと言ったこともなく信頼性という意味ではかなり高いものと言う印象を受けた(…というか単に私の認識が古いだけなのかもしれないが^^;)。
そして次が、以前施したシートの改善効果。これについては不満の言いようがないほど劇的な変化が得られていると結論付ける。この1030kmの道中で最長は、約300km/3時間(刈谷PA~海老名SA)乗りっぱなしの状態が続いたのだが、その間も勿論その前後も、お尻の痛みで走行を休止することは一切なかった。さらには25日の東京~大阪南港間はその殆どが雨(所により一時強雨)という最悪のシチュエーションだったにもかかわらず、その後の道中全てにおいてシートからの水浸みなども一切確認されなかった。シートのクッション性についても以前と変化なし。シートの悩みは一切なくなったと断言する。
最後に私自身の疲労度。まず、これについてはもう当分行いたくないと言うのが現在の心境。しかし限界を知ると言う意味ではいい経験だったと思っているし、それを確認するために望んだチャレンジでもあったわけだ。一番つらかったのが700km~850km辺りだろうか。場所にすると愛知、静岡辺り。集中力が薄れてきて、周りも真っ暗な状況と言うことも在り前車のテールランプだけを見続けていると眠気も発生し平衡感覚が鈍ってくる。ということで一点に集中してしまいがちになった視線を走行に差し支えない程度に極力移動させ平衡感覚を崩さないように心がけるようにした。そして次に寒さからくる膝関節動作の鈍り。給油時など単車を降りようとすると降車アクションがワンテンポ遅れて立ちゴケしそうになった。さらには右手首も間接の動作が鈍っていた。スロットルを一定開度でひねり続けているのでその状況で寒風に長時間さらされてレスポンスが鈍ってしまう結果となったようだ。そして最後に首肩のコリだろう。これも苦痛とまではいかないが軽い症状が長引きそうな雰囲気である。…ということで各所に影響は出ているようだが何れも軽度のものであり冒頭の平衡感覚鈍り意外は危険と判断するレベルではないと考える。但し、翌日のダメージはでかい(笑)。まず鬼のような深い眠りに着く。そして起きた後も脳みそは半分寝ている状態だ。ということで、今の私には今回の時間と距離が自身の1日の限界移動距離、時間と結論付けることとしたい。
ちなみに参考情報として、今回の帰宅ルートは、門司港IC-(九州自動車道・中国自動車道)-下関JCT-(山陽自動車道)-吹田JCT-(名神自動車道)-草津-(東名神自動車道)-四日市JCT-(伊勢湾岸道路)-豊田JCT-(東名自動車道)-東京IC(※一部JCT名等違ってるかも)。道中、宮島、三次、刈谷、海老名で4回の給油。宮島では夕食時間含め大凡40分の休憩、それ以外は水分補給含め各20分程度の休憩。天候は晴れ時々曇り。気温は日中帯は18度前後、夜間帯は9度前後と思われる。渋滞は皆無。料金はETC特別割引で2300円!(驚きの安価)