毎年恒例の奥只見、木賊紅葉ツアーを今年も慣行。但しいつもとは大幅に異なる点がひとつ。ずばり交通手段が単車ではなく車ということ。今年は天気に恵まれず気温も下がり2日目の予報は雨時々雪との事だった。大事をとり車で現地を目指すこととなった。結果的に大正解だった。・・・というのも小出ICより国道352号線で30分程進んだところの杖突峠が積雪のために通行止めとなっており、迂回路として奥只見シルバーラインが指定されていたのだが、この道、二輪通行禁止なのである。奥只見湖建設当時の工事用道路だったという延々続く素掘りライクな長く狭いトンネルで杖突峠をパスし、せっかくなので車でしか行くことのできない奥只見ダムへ向かった。
まぁありがちなひなびた観光地。見所的なものは特になく、トイレと記念撮影を済ませた後シルバーラインを戻り銀山平へ抜けた。ここから先は毎年おなじみの道だが、天気はさえないものの紅葉の時期としてはばっちり。終始色取り取りな広葉樹が目を楽しませてくれた。
今回は毎年の反省を兼ね早めに木賊温泉へ到着し温泉を満喫しようという計画だったため地元(IWGP集合)を7時に出発。おかげで木賊温泉へ着いたのは14時半頃だった。宿もチェックインOKだったので明るいうちにいつもの共同浴場へ。先客が独りいたが、今年はすぐ脇をほぼ目線と同じ高さで流れるきれいな川を眺めながらののんびり入湯。木々の葉っぱもきれいに彩り言うことなし。早く出てきて正解だった。
宿に戻ると早速飲み開始。金兄やんが持参してきてくれたボトルシップ・・・基シップボトルのブランデーと焼酎をロックでぐいっと。ほろ酔い気分で食事までの時間を待ったりとすごす。
食事はいつもの岩魚フルコース。相変わらずどれを食べても美味しい。そして量が多い、というか多すぎる。骨酒も入り囲炉裏を囲んでの会話にも話が弾む、宿のおばあちゃんも話しに加わり更に弾む弾む。
食事も終わると部屋に戻り今度は内風呂へ。部屋を出たすぐのところが内風呂なのでなんだか部屋の延長線感覚で立派な内風呂を利用できるのが気に入った。風呂を出ると自然と睡魔が。深夜まで飲みが続くのかと思いきや、疲れには勝てずそのまま就寝。なんだか健康的。
2日目。相変わらず美味しい朝食を済ませ、最後の内風呂を満喫した後、チェックアウト。特に何をすると決めているわけでもなくとりあえず鬼怒川経由で帰ろうということに。
天気予報どおり雪がちらついていた。道路に立つ気温表示灯が示す外気温は3度。単車だと泣いていたな。こうなってくると。
なぎら先輩のリクエストで道の駅田島へイン。野菜の直売品を大量買いして満足のご様子(^^) 私は私で駐輪スペースに停まっていたW1/W3の集団に欣喜雀躍、狂喜乱舞。
どれも本当にきれいに乗られている。
興奮さめやらぬ間に田島を後にし、昼ごはんを食べることに。121号線を南下していると五十里湖に差し掛かる。車窓もさることながら目に飛び込んできた治水資料館の案内看板「わくわくダムダム」。資料館の名称らしいがこのネーミングセンスには脱帽。展示の内容はどうであれ是非次回立ち寄りたいと本気で思った。
程なく進んだところの川治温泉に蕎麦屋が有ったので迷わずイン。このお店オリジナルのぶっかけ蕎麦を注文。森蕎麦の上に舞茸と海老の天ぷらが並べられ、その上からとろろ汁をぶっ掛けるスタイル。目の前でいいちこ大先輩が食していた天ぷら定食にしておけばよかったと思ったのはここだけの秘密である。
お腹も膨れ後は本当に帰るだけ、121号線を南下し小佐越付近の「ゼンジー南京」に興味をそそられつつも大沢ICから高速に乗り現地解散は15:30だった。地元のほうはこの2日間天気も良かったようで半袖の人がいたのには驚いた。