4日目。朝から清々しいよい天気。黄砂も許せる範囲だ。初めて納得のいく走りが出来そうな予感。ロビーにて朝食のサービスを済ませ期待を胸に出発だ。
国道57→県道337号線経由で9:30、ミルクロードへ入る。ミルクロードは2年前に走った道。2年前は雹という不運(・・・というかここまでくるとサプライズ!?(笑))に苛まれたが、今回はその時の雪辱を果たすことの出来るすばらしい眺望、そして開放感。これぞ求めていた「THE 九州!!」だ!
ビーナスラインや霧降高原とはスケールが違う。途中市内が一望できる草原で停車。記念写真をここぞとばかりに撮り続けた。
途中茶屋で名物のホットドッグを食す。キャラメルもおやつに。
大観峰はバイクでも入場するのに時間がかかるほど大盛況。何処もかしこも人人車。写真で写しても絵になりそうに無いので案内板の前でパチリ。ミルクロードへ戻る。
延々と続く壮大な牧場は日常からトリップさせてくれるに申し分ない風景だ。思わず走りながら大声で叫びたくなる衝動に駆られる。
ミルクロードを十分満喫した後はそのまま「やまなみハイウェイ」に入る。こちらも関東ではお目にかかれない雄大な風景が続く。
くじゅうの火山をバックにストレートを走る長者原はこの道の真骨頂ではなかろうか。
やまなみハイウェイとはここでお別れ。県道40号線にて飯田高原を抜けしばらく走ると、突如「峠の茶屋」出現。時間は12:45。昼時なれど15分程度で席へ。
昼ごはんはこれと決めていた。名物の地鶏の炭火焼(地鶏ステーキ定食)。1500円でボリューム満点。但し、焼きながら鶏肉をはさみで切っていく作業は一人だとちょっと寂しいかも(^^;; 仲間とわいわいやるのがよろしい。肉は固めだがタレとの相性はばっちり。ご飯も進む。
食事後は九重ICより高速へ乗り博多へ。博多の親戚宅へ寄り先日亡くなった叔母さんの御霊にお線香を上げ一時間ほどで出発。慌しいとも思ったがやはり素通りすることは出来なかった・・・
気を取り直し博多から今夜の宿泊地、岡山は津山を目指す。距離にして500Km。時間は16:00を回ったところ。気候がよいのがせめてもの救いだ。
20年ぶりの中国自動車道だが正直いって設備が貧弱だ。路面も高速道路にしてはランクが落ちる。そして何よりSAPAが不十分。PAも画像のようにトイレと自販機しかないところが多く、SAに関して言えばSAそのものが不十分だ。おかげで、どこのSAもGS待ちの車であふれており、背に腹は変えられぬと諦めムードで数百メートルの縦列最後尾へ着いた。・・・しばらくすると係員の人が声をかけてきた。「バイクはこちらへ」。理由は不明だがバイクは優先的に給油させてくれるようだ。1時間くらいのロスは覚悟していたので、これは本当にラッキーだった。但し並んでる車の皆様には申し訳ない気持ちで一杯だった。
そんなこんなで津山に着いたのは22:00頃。本日は実に750km程度走ったことになる。正直ぐったり(笑) チェックインを済ませ荷物を置きすぐにフロントへ戻る。フロントで「津山ホルモンうどん」を今からでも食べさせてくれる店を訪ねたところ「ホルモンうどんMAP」なるものを出してくれて親切にお店を教えてくれた。ラッキーなことに酒のシメ等で提供する事を理由に居酒屋等で食べることも出来るようで、22:00という超超スロースタートでも結果的に食いっ逸れることは無かった。
選んだ店は「囲い屋 もてなし」。入り口が小さいこじゃれた店。店内もシック。落ち着いて飲むことが出来る。まずはナマ中を注文。750Km走行後の一杯は体に染みる染みる・・・ そして津山のもうひとつの名物「干し肉」を充てる。程よい歯ごたえと噛むと染み出る旨みがビールによく合う。
そしてシメのホルモンうどん。はっきり言ってこれ最高。今回全工程の中で一番の旨さ。B級グルメ上位に食い込むポテンシャルは食べて納得だ。甘辛のタレとホルモンの油が焼きうどんにベストマッチ。シメとしても最高だ。
ほろ酔い気分で津山の夜の町並みを歩く。初めて訪れる町なのに何故か懐かしさを感じる。そんなほんわかした雰囲気の漂うところ。ホテルへ戻ると風呂入って即寝の状態だった。